2013年6月例会
「渋谷駅の記憶2」
2013年6月22日(土)CPD単位:3 参加者21人
この1年で東急東横線の駅は予定通り地下に移設し、地下鉄副都心線と接続して現在渋谷駅は変革の 1stステ ージが完了といったところだろうか。 現在表面上の変化は少ないが胎内から着々と 2ndステージが始まりつつある。
長年親しまれた東急百貨店の東館、中央館は今春閉店し地上躯体の解体の準備がすすんでいる。東京都市交通 最大の幹線ともいうべき山手線、埼京線、銀座線、更には渋谷川を内包しつつすべての交通機能を寸分たりとも 止めず精密な解体プログラムがスタートしている。それは生命機能を維持しつつ激しい代謝により変態をとげよ うとしている巨大な生命体に見立てることも出来そうだ。
解体するプロセスや工法の計画は出来ているようだが、工事実行の複雑さと規模は、史上最大ではないかと思う し、それに続く超高層が集中する建築工事も然りだ。
今後いくつのステージを踏めば完成となるかはいまだ未定だが、変革スタート時の最大の肝である東急百貨店解体を記憶にとどめ、 これからどのように変わっていくか、今ある計画案を検証しつつ明日の渋谷を見守るツアーになった。
街歩き 「渋谷駅の記憶2」 ―渋谷駅の現在と将来像を重ねる―
2013年6月22日(土)13:30集合 ~(約2時間の街歩き)
ガイド講師:(社)日本建築家協会 渋谷地域会メンバー建築家
参加費:無料(ただし資料代500円)
21人の方に参加をいただきました。ありがとうございました。当日の様子は、写真でご覧ください。
写真:荒木碩英、吉田真澄
ヒカリエ8階で集合。
9階へ上がってスタートです。講師ガイドは、JIA渋谷の幹事の塩田純一さんです。
渋谷駅の全体計画や東急東横店解体工事について、資料を使って解説しています。
渋谷駅を展望しながらの説明です。
ヒカリエのアーバンコアへ移動。銀座線の上に計画されているスカイデッキを想像します。
集合写真を撮り、参加者も打ち解けて話が盛り上がっています。
ヒカリエから渋谷駅への連絡通路を通ります。
工事中の銀座線の柱脚が出現しています。どんなデザインの駅になるのでしょう。
渋谷駅の1階に着きました。渋谷川の流れている位置を、前回の街歩きで探索した川の上で再確認します
東口へ出て、講師ガイドの塩田さんの熱弁に耳を傾けます。
次に渋谷川の上を下流の方へ歩いていきます。この下を渋谷川が流れているのですね。
途中で、渋谷川に沿って通っていた「トロッコ」について説明を受け、想像力をたくましくします!
国道246号を超えるために、渋谷川の上の歩道橋をさらに進みます。
東横線のかつての駅は、解体が始まっているようです。
渋谷川が地上に現れているところで、渋谷川賑わいの広場の計画パースを重ねあわせてみます。
稲荷橋を渡って、東急東横店の商品搬入口のあった場所へ。そこはシャッターが下りていました。
歩道橋へ戻り、工事の進められている東口広場全体を視察します。
駅ビルのボリュームを想像します。駅ビルの東棟は、仮設の連絡通路のところまで建つ予定です。
南口へ行き、ツイン駅ビルの西棟の建物範囲を確認します。
西口では、西口広場計画の説明を聞きます。
そしてマークシティーへ伸びている銀座線折り返し引込線現状位置なども再確認しました。
南口を背に記念写真。
もう一枚 ! 全員写っていなかったのが残念でした!
最後に東急プラザ計画を解説。南條代表の挨拶で解散です。みんなで歩くと楽しいですね。お疲れさまでした!